汁物のレパートリーを増やす。味噌汁以外のスープ・汁物

気楽ごはんのコツ

毎日みそ汁だと、さすがに飽きてきます。

汁物のレパートリーが増えると、献立の幅がぐっと広がります。今日は、わが家でよく作るみそ汁以外の汁物を紹介します。

みそ汁自体のマンネリ対策については、保育園の給食で定番のみそ汁。マンネリしない具材アイデアでも紹介しているので、あわせてご覧ください。


かぼちゃのスープ

ブレンダーがあれば驚くほど簡単に作れます。

かぼちゃを煮てやわらかくしたら、ブレンダーでなめらかにするだけ。牛乳や豆乳を加えてコクを出し、塩で味を整えます。鮮やかな黄色が食卓を明るくしてくれます。

ブレンダーがない場合は、マッシャーで潰してもOKです。多少粒感が残っても美味しいです。

冷凍かぼちゃを使えば、皮をむいて切る手間も省けて、さらに手軽に作れます。


豆乳・牛乳スープ

鶏肉やベーコン、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんなどを炒めて、豆乳または牛乳で煮るだけ。

シチューより手軽で、スープとして汁物感覚で食べられます。豆乳で作るとさっぱりした仕上がりになり、牛乳で作るとコクが出ます。

仕上げに黒こしょうやパセリを振ると、彩りと風味がぐっとよくなります。


スンドゥブ風スープ

豆腐・あさり・キムチ・卵を入れた韓国風のピリ辛スープです。

鶏ガラスープの素とコチュジャン(または豆板醤)で味付けするだけ。辛みが食欲を刺激して、寒い日に体が温まります。豆腐をたっぷり入れるとボリュームが出て、これだけで満足感があります。


豚汁

具だくさんの豚汁は、それだけで立派な一品になります。

豚肉・大根・にんじん・ごぼう・こんにゃく・じゃがいもなど、たっぷりの根菜を入れて煮て、みそで味付けするだけ。みそ汁と同じ作り方ですが、具材の種類と量で全然違う料理になります。

豚汁があればご飯と漬物だけで十分な食事になります。


中華風スープ

鶏ガラスープの素を使うと、手軽に中華風の味が出せます。

卵をといて流し入れたり、豆腐やわかめ、ねぎを加えたり。仕上げにごま油を数滴たらすと香りがよくなります。

中華料理の日の汁物として、炒め物や餃子との相性が抜群です。


ポトフ

じゃがいも・にんじん・玉ねぎ・キャベツ・ウインナーや鶏肉を丸ごとコンソメで煮るだけ。

大きく切った野菜をそのまま煮るので、切る手間が少ない。ほったらかしで煮込めるので、他の料理をしながら作れます。残ったポトフはカレーやリゾットにリメイクできます。

こうした煮込み料理の残りをリメイクする工夫は、残り物をうまく使い切る「もったいない」ごはん術でも詳しく紹介しています。


ミネストローネ

トマトベースの具だくさんイタリアンスープです。

玉ねぎ・にんじん・セロリ・キャベツ・トマト缶・豆類をオリーブオイルで炒めてから煮込むだけ。パスタや米を加えてボリュームを出すこともできます。

冷蔵庫の野菜を整理したいときにも役立つスープです。

冷蔵庫整理を兼ねた献立作りは、冷蔵庫にあるものだけで作る「ありもの定食」の考え方とも通じるものがあります。


けんちん汁

大根・にんじん・ごぼう・こんにゃく・豆腐をごま油で炒めてから、だし汁で煮て醤油・みりんで味付けする精進料理です。

保育園の給食にも登場するメニューで、子どもにも食べやすい味です。みそ汁に比べて具材が多く、満足感があります。

保育園の給食で大切にしていることについては、こちらの記事でも触れています。


給食室で大切にしている、だしのこと

汁物をおいしくする一番の近道は、だしです。

保育園の給食では、だしをしっかり取ります。理由は単純で、だしがきいていれば薄味でも満足できるからです。

子どもは味覚を育てている時期なので、濃い味に頼れません。だからこそ、だしで満足させる必要があります。

ご家庭では、そこまで手をかけなくて大丈夫です。

・だしパックを放り込むだけ
・かつお節をそのまま入れて、具と一緒に食べる
・前の晩に、水に昆布を一枚入れて冷蔵庫へ

この3つのどれかで十分です。だしさえきいていれば、具が少なくても、味付けが薄くても、ちゃんと美味しい汁物になります。

逆に言えば、具をたくさん入れるより、だしを見直すほうが効果があります。


子どもが飲み干す汁物の作り方

保育園で、子どもたちが残さず飲む汁物には共通点があります。

1. 具は3種類までにする

多いと、口の中で処理しきれません。大人には物足りなく見えても、子どもにはちょうどいい量です。

2. 具は小さく、スプーンですくえる大きさに

大きいと噛み切れず、口から出してしまいます。給食では、子どもの月齢に合わせて切り方を変えています。

3. 少しとろみをつける

片栗粉を少し加えると、冷めにくく、むせにくくなります。かきたま汁がよく飲まれるのは、これが理由です。

給食で人気なのは、コーンスープ・かきたま汁・豚汁の3つ。ご家庭でも、この3つは外しません。


汁物ひとつで食卓が変わる

汁物は毎日食べるものだから、レパートリーが増えると献立が格段に楽になります。

今日の主菜が洋風ならポトフやミネストローネ、和食なら豚汁やけんちん汁、韓国風ならスンドゥブ。汁物で料理全体のバランスをとることもできます。

みそ汁以外の汁物を一種類でも覚えておくと、ごはん作りの幅が広がります。

汁物さえしっかりしていれば、他は品数を絞ってもいい。一汁一菜で十分という考え方にも通じる部分です。


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