「暑くて、何も食べたくない…」
夏になると、こんな日が増えませんか?
食欲がないのに、ごはんは作らないといけない。何を作ればいいかわからなくて、余計に疲れてしまう。夏のごはん作りは、体力的にも精神的にもつらい季節です。
保育園で給食を作っている経験から、夏バテの日に役立つヒントをお伝えします。
酸味のあるものが、夏バテの食欲を助けてくれる
食欲がないとき、不思議と酸っぱいものなら食べられる、という経験はありませんか?
酢やレモン果汁には、消化を助けて食欲を刺激する働きがあります。保育園の給食でも、夏場は和え物やサラダの和え衣に酢やレモン果汁をよく使います。さっぱりとした酸味が、蒸し暑い日でも食べやすくしてくれます。
おすすめの使い方
- きゅうりやわかめの酢の物
- レモン果汁をかけたサラダ
- 南蛮漬け(揚げた魚や肉を酢ベースのたれに漬ける)
- ポン酢で食べる冷奴や蒸し鶏
特別な料理でなくていいです。いつもの料理に酢やレモン果汁をひとかけするだけで、夏らしいさっぱりした味になります。
冷たい麺料理は、いざというときの強い味方
体をあまり冷やしすぎるのは夏バテには逆効果ですが、どうしても食欲がない日は冷たい麺料理に頼って大丈夫です。
冷やし中華、そうめん、ざるそば、冷やしうどん。茹でて冷やすだけなので、疲れた日でも作れます。トッピングに卵やハム、きゅうりを乗せれば栄養も補えます。
「こんな日が続いていいのかな」と心配しなくていいです。食べられるものを食べることが、まず大切です。
旬の夏野菜を積極的に取り入れる
旬の食材は、味がよく栄養も豊富です。夏が旬の野菜には、その季節の体に必要な栄養が詰まっています。
夏に積極的に使いたい食材
- トマト:リコピンが豊富。そのまま食べてもOK
- きゅうり:水分補給にもなる
- なす:油との相性がよく、炒め物や焼きびたしに
- ゴーヤ:苦みが食欲を刺激してくれる
- とうもろこし:甘みがあり、子どもにも食べやすい
保育園では食育の一環で野菜を育てて収穫し、給食に取り入れています。ゴーヤのような食べにくい野菜でも、自分たちで育てたものは不思議とよく食べるんです。
家庭では栽培が難しくても、野菜を一緒に切るなど料理に参加させると、食べることに積極的になることがあります。
▶ 子どもが野菜を食べないは当たり前。保育園調理師が毎日見てきたこと
おやつは小麦粉系を控えめに
これは子どものいるご家庭へのヒントですが、夏バテのときは小麦粉を使ったおやつ(パン、クッキー、ケーキなど)は消化に負担がかかりやすいです。
保育園でも夏場のおやつは、ゼリーやフルーツ、寒天など消化の良いものを選ぶようにしています。
子どもの食欲が落ちていると感じたら、おやつの内容を見直してみるのもひとつの手です。
食欲がない日は、食べられるものを食べればいい
夏バテで食欲がないとき、「ちゃんと食べなきゃ」と無理をしなくていいです。
食べられるものを、食べられる量だけ。そうめん一杯でも、冷奴だけでも、今日の体には十分です。
明日になれば少し食欲が戻ることもあります。自分の体の声を聞きながら、無理せず乗り越えていきましょう。


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