子どものお弁当、頑張りすぎなくていい理由

子どもとごはん

SNSを開くと、色とりどりのキャラ弁が並んでいます。

「こんなお弁当を作ってあげられたら」と思う反面、「そんな時間も余裕もない…」と落ち込んでしまうこともありますよね。

でも、伝えたいことがあります。お弁当は、見た目より大切なことがあります。


4つのお弁当を毎朝作っていた時期のこと

私が子育て中、大人と子どものお弁当を4つ作っていた時期がありました。

キャラ弁を作る余裕など、まったくありませんでした。毎朝必死で、ただ詰めるだけ。

そのかわり、ひとつだけ意識していたことがあります。

赤・黄・緑のものを必ず入れること。

トマトやにんじん(赤)、卵や玉ねぎ(黄)、ブロッコリーやほうれん草(緑)。これだけ意識すると、見た目がぱっと明るくなって、栄養的にもなんとかなる。それだけで十分でした。

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もうひとつ、私がこだわっていたのは全部当日の朝に作ることです。食中毒予防の観点から、前日のおかずはお弁当には入れないようにしていました。


サッカーボールのおにぎりを作った日のこと

一番下の息子が4、5歳のころ、頑張ってサッカーボール型のおにぎりを作ったことがあります。

帰ってきた息子に「今日のおにぎり、どうだった?」と聞いたところ。

「え、何か特別だった?」

気づいていませんでした。

思わず笑ってしまいましたが、同時に「そうか、見た目より味なんだな」と妙に納得しました。あんなに頑張って作ったのに、と思う気持ちもありましたが、それ以来、見た目へのこだわりがすっと消えました。


「冷凍食品ばかりのお弁当」でも、子どもは幸せだった

保育園では月に1度、お弁当の日があります。

保護者の方が作ってきてくださるお弁当を見るたびに、「一体何時に起きて作ったんだろう」と胸がいっぱいになります。本当に愛情を感じます。

でも、園長先生からこんな話を聞きました。

冷凍食品ばかりのお弁当を持ってきた子が、「ママが作ってくれた」と言いながら、大事そうに胸に抱えて見せてくれたそうです。

中身は関係なかった。「ママが作ってくれた」という事実だけで、その子は十分幸せだったんです。

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キャラ弁は、じつは食べにくいことがある

保育園でお弁当の時間に見学していると、気づくことがあります。

凝ったキャラ弁は、じつは食べにくいことが多いのです。

海苔で作ったキャラクターがご飯にくっついていたり、飾りが複雑すぎて崩れていたり。「これバラバラにするけどいい?」と先生が声をかけている場面を、何度か目にしました。

一生懸命作ってくださったお弁当だからこそ、少し切ない気持ちにもなります。


シンプルなお弁当でいい

長年お弁当を作り、保育園でも見てきた経験から、思うことがあります。

お弁当は、好きなものを中心に、食べやすい形で、シンプルに。それでいいと思います。

嫌いなものも、ほんの少しだけ入れておく。完食できなくてもいい。

見た目より、子どもが「おいしかった」と言って帰ってくること。そして「ママが、パパが作ってくれた」という温かい記憶が残ること。それが、お弁当の本当の役割だと思っています。

頑張りすぎなくて、大丈夫です。

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