私は保育園で、調理師として給食を作っています。
ただ料理が好きで、安全においしいごはんを提供することに仕事としてやりがいを感じています。
でも私は、特に料理が得意でも、毎日余裕がある人でもありません。
それでも家で毎日ご飯を作れるのは、
小さな工夫を重ねているから。
私が実践している小さな工夫をいくつか紹介します。
買うものを固定する
スーパーに行くたびに「今日は何を作ろう」と考えるのって、
実はすごく疲れることなんです。
私はそれをやめて、
ある程度”いつもの食材を決めておく”
ようにしています。
例えば、
卵、豆腐、納豆、鶏むね肉、冷凍野菜、
玉ねぎ、じゃがいも。
だいたいいつも同じものを、同じようにカゴに入れます。
すると、不思議と気持ちが楽になります。
考えることが減るだけで、こんなに違うんだと感じます。
献立はその場で完璧に決めなくても大丈夫。
家にあるもので、その日の気分や元気に合わせて決めればいいんです。
「また同じ食材だな」と思う日があってもいい。
いつもの食材がある安心感は、忙しい毎日の中で大きな助けになります。
ごはん作りをラクにするために、
まずは”迷う回数を減らす”ことからでも大丈夫です。
夕方の自分に期待しない
夕方って、一日の疲れがいちばん出る時間ですよね。
仕事や家のこと、子どものことを終えて、
心も体ももう余裕がない‥そんな時間です。
私も以前は、こう思っていました。
「夕方になったらやろう」
「その時考えればいい」って。
でも実際は、
疲れて動けなかったり、考える気力もなかったりして、
結局しんどくなることが多かったんです。
だから今は、こう考えるようにしています。
「夕方の自分には、あまり期待しない」
朝や少し元気な時間に、
・野菜や肉を切っておく
・調味料を測っておく
・お米を計量しておく
それだけで、夕方の自分がぐっと楽になります。
未来の自分を助けるつもりで、
ほんの少しだけ先回りしてあげる。
それは一日がんばった自分にやさしくする工夫です。
一品は「切るだけ」にする
毎日すべての料理をちゃんと作ろうとすると、
それだけで気持ちが重くなってしまいますよね。
だから私は、
「一品は切るだけでいい」と決めています。
たとえば、
・トマトを切るだけ
・きゅうりをそのまま
・レタスをちぎるだけ
それだけで、ちゃんと一品になります。
火を使わない、味付けもほとんどしない。
それでも食卓に一皿あるだけで、
「ちゃんとごはんを用意した」という安心感が生まれます。
全部がんばらなくていい。
ひとつでもラクできる場所を作るだけで、
ごはん作りはぐっと軽くなります。
”切るだけの一品”は、
忙しい日のあなたを助けてくれる、やさしい味方です。
味つけを迷わない
「今日の味付けどうしよう…」
これも、地味に疲れるポイントですよね。
毎回考えようとすると、
それだけで料理のハードルが上がってしまいます。
だから私は、
*よく使う味つけを決めておく*ようにしています。
たとえば、
・しょうゆ+みりん
・塩+ごま油
・ポン酢だけ
これくらいシンプルで十分です。
味つけを考えなくていいだけで、
料理の負担はぐっと減ります。
「また同じ味だな」と思う日があっても大丈夫。
家庭のごはんは、安心できる味があることのほうが大切です。
迷わなくていい仕組みを作ることも、
立派な工夫のひとつ。
あなたの中の”定番の味”を、
見つけていけたら、それで十分です。
どれも小さなこと。
でも、積み重なると本当に楽になります。
完璧じゃなくていい。
あなたなりの”楽”を見つけて下さいね。


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