食費を気にしすぎて、ごはん作りが苦しくなっていませんか

こころとごはん

「今月の食費、使いすぎかな…」

そう思うと、スーパーで手が止まります。牛肉は高いから鶏肉にしよう。魚は今日はやめておこう。そうやって選んでいると、気づけば毎日似たような献立になっていた、ということはありませんか?

食費を管理しようとしているのに、なぜかごはん作りが余計しんどくなっていく。そのモヤモヤ、よくわかります。

今日は、食費と上手につきあいながら、ごはん作りをもう少し気楽にするヒントをお伝えします。


節約しすぎると、マンネリが生まれる

食費を抑えようとすると、自然と使える食材が限られてきます。

牛肉は高いから鶏肉ばかりになる。そうすると、鶏肉の献立が繰り返されて、家族に「またこれ?」と思われてしまうことも。献立を考えるたびに「鶏肉で何か作れないか」と頭を悩ませて、それ自体がストレスになっていきます。

魚も悩みどころです。体にいいし食べたいけれど、値段が高いわりに食べ応えがない。満足感を出すためにもう一品作ることになって、かえって食費がかさんでしまうこともあります。結果、「魚を出す日はしんどい」となって、だんだん避けるようになってしまう。

「節約しているはずなのに、なぜかしんどい」という状態は、食材の選択肢を狭めすぎていることが原因かもしれません。


たんぱく質は「ローテーション」で考える

食費を抑えながら献立のマンネリを防ぐには、たんぱく質をローテーションするのがおすすめです。

食材特徴
鶏肉安価で使いやすい。毎日は飽きる
豚肉鶏肉より少し高いが料理の幅が広い
牛肉高いが少量でも満足感がある
値段にばらつきがある。旬のものは比較的安い
最も安価で栄養価が高い万能食材
豆腐・納豆安価で手軽。副菜にも汁物にも使える

毎日鶏肉にするより、鶏肉→豚肉→卵→豆腐→魚とローテーションするほうが、食費全体のバランスが取れて、しかも献立がマンネリになりません。

高い食材の日と安い食材の日を意識的に作ることが、節約と満足感の両立につながります。


食費も「1週間単位」で考えると楽になる

栄養バランスを1日単位で考えなくていいように、食費も1週間単位で考えてみましょう。

月曜日に牛肉を使って目標をオーバーしてしまっても、火曜日は卵料理、水曜日は豆腐を使った献立にすれば調整できます。高い日と安い日のメリハリをつけることで、1週間トータルで見ればちょうどいい、ということがよくあります。

たとえばこんなイメージです:

  • 月:鶏肉(安い)
  • 火:魚(少し高い)
  • 水:豆腐・卵(安い)
  • 木:豚肉(ふつう)
  • 金:牛肉(高い)
  • 土:麺類や丼もの(安くまとめやすい)
  • 日:外食や手抜き

毎日ぴったり予算内に収めようとするから苦しくなる。少し長い目で見るだけで、気持ちがずいぶんラクになります。


旬の食材を味方にする

食費を抑えながら食事を豊かにするための、シンプルな方法があります。

旬の食材を使うことです。

旬の食材は値段が下がり、しかも味がよくなります。栄養価も高く、鮮度もいい。良いことばかりです。

春はたけのこやアスパラ、夏はトマトやなす、秋はきのこやさつまいも、冬は白菜や大根。旬を意識してスーパーの売り場を見るだけで、「今日はこれを使おう」という発想が自然と生まれます。

同じ野菜でも、旬のものとそうでないものでは値段が倍近く違うこともあります。旬を意識するだけで、食費を抑えながら食卓が豊かになります。


月単位で見て、余ったら少し贅沢する

さらに大きく、1ヶ月単位で考えるのもおすすめです。

月末に食費が目標以下に抑えられていたら、少し贅沢してもいい。いつもより高いお肉を買う、家族が好きなスイーツを買って帰る、たまには外食する。そういうご褒美があると、「来月も頑張ろう」という気持ちになれます。

節約は続けることが大切です。毎日カツカツで苦しい思いをするより、たまにゆとりを持てる仕組みのほうが長続きします。

私自身も、月末に食費が余ったときは、少しいい食材を買って自分へのご褒美にしています。その楽しみがあるから、日頃の節約も苦になりません。


「ここだけは妥協しない」ものを決めておく

節約しながらも食事の満足度を保つために、「ここだけは妥協しない」ものを決めておくのも一つの方法です。

たとえば:

  • 朝ごはんは質素でいい、夕飯は少し豊かにする
  • 平日は節約、週末は好きなものを食べる
  • 魚は週に1回、旬のものを選んで食べる
  • 卵だけは少し高くてもいいものを使う

何でも節約しようとするより、メリハリをつけたほうが食卓も豊かになります。「ここは削れる、ここは削らない」という自分なりの基準を持つだけで、買い物がずっとラクになります。


ごはん作りが苦しいなら、やり方を変えていい

食費を管理することは大切です。でも、それでごはん作りが苦しくなってしまっては本末転倒です。

1日ではなく1週間、1週間ではなく1ヶ月。少し長い視野で考えるだけで、今日の食卓の選択肢がぐっと広がります。

今日牛肉を買っても、大丈夫です。その分、明日工夫すればいい。旬の食材を使って食費を抑えた日があれば、別の日に少し贅沢してもいい。

そのくらいのゆとりを持って、ごはん作りを続けていきましょう。毎日家族のためにごはんを作り続けているあなたは、それだけで十分すごいことをしています。


コメント

タイトルとURLをコピーしました