料理をラクにするいちばんの近道は、「味が決まる調味料」を持っておくことだと思っています。
素材が同じでも、調味料ひとつで仕上がりが全然違う。
今日は、わが家の台所に必ずあるものを紹介します。
特別なものは何もありません。どれもスーパーで手に入る、ごく普通の調味料です。でも、「これがあるとなんとかなる」という安心感は、毎日ごはんを作る上でけっこう大事だと感じています。
オイスターソース
炒め物に少し加えるだけで、味に深みとコクが出ます。
醤油だけで味付けするより、オイスターソースをプラスするとぐっと美味しくなる。野菜炒め、肉野菜炒め、チャーハン。「なんか物足りないな」と感じたときに少し足すだけで、味がまとまります。
量は小さじ1程度で十分。入れすぎると塩辛くなるので、最初は少なめに足してみるのがコツです。醤油と合わせて使うことが多いですが、オイスターソースだけでも味が決まるので、時短したいときにも重宝しています。
焼き肉のたれ
これ一本で味が決まるのが便利です。
肉を焼くときはもちろん、野菜炒めの味付けにも使えます。甘辛い味付けは子どもにも食べやすく、「今日は何味にしよう」と迷わなくていいのが助かります。
冷蔵庫に半端な野菜が残っているとき、焼き肉のたれで炒めるだけで立派な一品になります。豚こまと玉ねぎを炒めてたれで味付けすれば、ごはんが進むおかずの完成。忙しい日の夕食に何度も助けてもらっています。
疲れて何もしたくない日の「とにかく何か作らなきゃ」というときにも、「今日は何もしたくない」日のための5分ごはんと合わせて使うと便利です。
鶏ガラスープの素
炒め物の仕上げに少し振るだけで、中華風の味が簡単に決まります。
塩だけでは出せない旨みが加わって、シンプルな野菜炒めでも「ちゃんとした一品」になります。スープや雑炊のベースにも使えて、一年中活躍する調味料です。
わが家では、チャーハンを作るときに必ず使います。ごま油と鶏ガラスープの素を最後に加えるだけで、中華料理屋さんっぽい香りが出るんです。家族にも「おいしい!」と言ってもらえるので、チャーハンの日は鶏ガラスープの素が欠かせません。
オイスターソースや鶏ガラスープの素があれば、冷蔵庫の残り野菜でも十分おかずになります。そのコツについては冷蔵庫にあるものだけで作る、我が家の”ありもの定食”も参考にしてみてください。
めんつゆ
使い方の幅が広くて、持っておくと本当に便利です。
なすの浸し:多めの油でこんがり焼いたなすを、めんつゆにそのまま漬け込むだけ。冷やして食べると絶品で、夏の定番になっています。
手作りドレッシング:めんつゆに酢・ごま油・生姜を合わせるだけで、和風ドレッシングができます。市販のドレッシングを買わなくても、これで十分美味しい。
そのまま使えるし、アレンジもできる。めんつゆは台所に必ず置いておきたい一本です。
麺類のときだけでなく、煮物や親子丼のベースにも使えます。「醤油・みりん・砂糖の分量を考えるのが面倒」というときに、めんつゆ一本で代用できるのがとにかくラクです。夏の麺料理でもめんつゆは大活躍で、アレンジのヒントはそうめんをもっと美味しく。飽きないアレンジと食べ方もどうぞ。
クミンシード(意外なお気に入り)
スパイスカレーを作ろうと思って買ったものの、一度しか作らず、しばらく使い道を探していました。
あるとき、にんじんのラペ(フランス風にんじんサラダ)に加えてみたら、これが驚くほど美味しくて。それからは毎日のように食べています。
千切りにしたにんじんに、酢・オリーブオイル・塩・砂糖少々、そしてクミンシードをひとつまみ。混ぜて少し置くだけで、お店みたいな味になります。
「スパイスなんて使いこなせない」と思っていたけれど、一種類だけでも使い方を見つけると、料理の楽しさが広がりました。
クミンはにんじんラペ以外にも、ヨーグルトサラダに入れたり、炒め物の最初に油で香りを出したりと、少しずつ使い方が増えています。最初は「一生使い切れないかも」と思っていたのに、気づいたらもう2本目を買っていました。
調味料は「使いこなせるもの」を持つ
たくさん揃えるより、自分がよく使うものを把握しておく方が台所はラクになります。
高価なものじゃなくていい。スーパーで手に入るもので十分。
「これさえあれば」という調味料が数本あるだけで、毎日のごはん作りがずいぶん違ってきます。
反対に、「いつか使おう」と思って棚の奥に眠っている調味料は、思い切って処分するのもひとつの手です。使わない調味料が増えると、何があるか把握できなくなって、結局また似たものを買ってしまう。シンプルに絞る方が、料理がスムーズに回ります。
自分の「これさえあれば」リストを作ってみると、台所の整理にもなって、ごはん作りがもう少しラクになるかもしれません。気楽に続けるためのちょっとした工夫は、私が実践している”気楽に作る小さな工夫”もあわせて読んでみてください。


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